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米民主党、ドイツ駐留米軍の縮小を阻止する法案を提出

ロイター / 2020年6月19日 10時48分

 トランプ米大統領がドイツ駐留米軍の規模を縮小すると発表したことを受けて、民主党が6月18日、縮小計画を阻止する法案を提出した。写真は下院外交委員会のエンゲル委員長、2019年10月31日にワシントンで撮影(2020年 ロイター/Joshua Roberts)

[ワシントン 18日 ロイター] - トランプ米大統領がドイツ駐留米軍の規模を縮小すると発表したことを受けて、民主党が18日、縮小計画を阻止する法案を提出した。

法案は、欧州からの米軍撤退費用の拠出に議会の承認を義務付ける内容。下院外交委員会のエリオット・エンゲル委員長(民主)と上院外交委員会のボブ・メネンデス委員(民主)が提出した。

議会では、民主党のほか、共和党からもドイツ駐留米軍の縮小に懸念を示す声が出ている。

トランプ大統領は15日、ドイツが北大西洋条約機構(NATO)加盟国に求められる防衛費を拠出しておらず、米国が貿易面でドイツから不当な扱いを受けているとして、ドイツ駐留米軍の規模を約9500人削減し、2万5000人とすると発表した。

法案は、駐留先の国から要請があった場合や、大統領が180日前に事前に方針を説明し、議会が承認して国務長官・国防長官が計画について証言する場合を除き、欧州駐留米軍の撤退・縮小費用の拠出を禁じる内容。

エンゲル委員長は「トランプ氏の壊滅的な計画は、米国の国家安全保障を危機にさらす」と表明した。

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