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中国当局、アント・グループの香港上場計画を承認=関係筋

ロイター / 2020年10月19日 14時29分

 10月19日、中国証券監督管理委員会(CSRC)は、中国の電子商取引大手アリババ・グループ傘下の金融会社アント・グループの香港上場計画を承認した。写真はアントが運営するアリペイのロゴ。上海で9月撮影(2020年 ロイター/Aly Song)

[香港 19日 ロイター] - 中国証券監督管理委員会(CSRC)は、中国の電子商取引大手アリババ・グループ<9988.HK> 傘下の金融会社アント・グループの香港上場計画を承認した。事情に詳しい関係者が19日、明らかにした。

アントは香港と上海の中国版ナスダック「科創板(スター・マーケット)」、両市場への重複上場を計画している。新規株式公開(IPO)の規模は約350億ドルと、サウジアラビアの国営石油会社サウジアラムコによる昨年12月のIPOの294億ドルを上回り、世界の過去最大となる可能性がある。

アントはコメントを控えた。

中国当局による承認についてはIFRが匿名の関係筋の話として先に報じた。IFRによると、アントは19日に香港の取引所に上場の承認を求める計画。またCSRCは、アントの上海上場計画についても今週中に承認する見込み。

IFRによると、アントは今週中にプレマーケティングを開始し、来週に応募の受付を開始する計画。アント株の上場は11月3日の米大統領選の「数日後」になる可能性が高いという。

関係筋が先にロイターに明らかにしたところでは、アントは当初、10月初めの国慶節連休明けの香港上場を目指していた。

だが先週、CSRCがアントのIPO計画を巡り、利益相反の可能性を調査しているため承認が遅れていると、関係者が明らかにしていた。

アントはIPOで株式資本の10─15%相当の株式を売却し、これを香港と上海で等分する計画。

香港については、複数の機関投資家から堅調な需要が見込めるとして、コーナーストーン投資家(中核的投資家)は確保しない方針だ。

*写真を変更しました。

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