香港証取、アント・グループのＩＰＯ承認＝関係筋

中国の電子商取引大手アリババ・グループ傘下の金融会社アント・グループが香港証券取引所から新規株式公開（ＩＰＯ）の承認を得たことが、関係者２人の話で分かった。浙江省杭州で２０１８年１月撮影（２０２０年　ロイター/Shu Zhang）

［香港　１９日　ロイター］ - 中国の電子商取引大手アリババ・グループ <9988.HK>傘下の金融会社アント・グループ[IPO-ANTG.HK]が香港証券取引所から新規株式公開（ＩＰＯ）の承認を得たことが、関係者２人の話で分かった。

関係者によると、香港証取の上場委員会がこの日の公聴会でＩＰＯを認めた。アントは数週間以内に香港と上海の中国版ナスダック「科創板（スター・マーケット）」への重複上場を計画しており、ＩＰＯの規模は約３５０億ドルと、サウジアラビアの国営石油会社サウジアラムコによる昨年１２月のＩＰＯ規模（２９４億ドル）を上回り、世界最大となる見込み。

アントと香港証取はコメントを控えた。