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米IBM、第3四半期は売上高が予想上回る クラウド事業好調で

ロイター / 2020年10月20日 7時48分

10月19日、米IBMが発表した第3・四半期決算は、売上高が市場予想を上回った。写真はIBMのロゴが掲示されたビル。シドニーで6月撮影(2020年 ロイター/Loren Elliott)

[19日 ロイター] - 米IBM が19日発表した第3・四半期決算は、売上高が市場予想を上回った。新型コロナウイルスのパンデミック(世界的大流行)で企業のデジタル化が加速し、クラウドコンピューティング事業の需要が高まったことが寄与した。

同社はクラウド事業に注力するため、今月上旬に分社化を発表している。

カバノー最高財務責任者(CFO)は「顧客の間でデジタル化の加速が引き続き見られており、レッドハット事業に反映されている」と述べた。ただ、新型コロナの流行で一部顧客の支出削減が続き、グローバル・ビジネス・サービス部門の売上高は5%減少したという。

全体の売上高は2.6%減の175億6000万ドルで、リフィニティブのIBESデータによるアナリストの予想(175億4000万ドル)をやや上回った。

為替変動や事業売却の影響を除いた売上高は3.1%減だった。

クラウド事業の売上高は19%増の60億ドルとなった。

純利益は17億ドル(1株当たり1.89ドル)で、前年同期の16億7000万ドル(同1.87ドル)から増加した。

特別項目を除いた1株利益は2.58ドルで、アナリストの予想と一致した。

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