マイクロソフト、半導体を自社設計へ サーバーやPCに=関係筋
ロイター / 2020年12月19日 14時3分
米マイクロソフトが、クラウドサービス向けのサーバーとパソコンの「サーフェス」に、自社で設計・開発したCPU(中央演算処理装置)を搭載する計画を進めていることが分かった。写真はニューヨークで2015年に撮影(2020年 ロイター/Mike Segar)
[18日 ロイター] - 米マイクロソフトが、クラウドサービス向けのサーバーとパソコンの「サーフェス」に、自社で設計・開発したCPU(中央演算処理装置)を搭載する計画を進めていることが分かった。事情に詳しい関係者が明らかにした。
同関係者によると、マイクロソフトは英半導体設計大手ARMの半導体技術を利用する。実現すれば、米半導体大手インテルへの依存度が下がる可能性がある。
マイクロソフトがCPUを自社開発するという情報は、ブルームバーグが先に報じた。
マイクロソフトは現在、クラウドサービス「アジュール」とサーフェス向けの半導体について、インテルとアドバンスト・マイクロ・デバイセズ(AMD)に大きく依存している。
一方で、同社はすでにアンペア・コンピューティング、マーベル・テクノロジー・グループ、クアルコムと共同でプロセッサーの開発を進めているという。
米アップルも先月、自社開発のCPU「M1」を搭載したパソコン「Mac(マック)」を発売した。
マイクロソフトの広報担当は、半導体を重点分野と考えているとし、「設計・製造・ツールといった分野で自社の能力への投資を続けていく」と述べた。ARMはコメントを控えている。
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