台湾副総統、ホンジュラス大統領就任式に出席へ 関係強化目指す

　１月１９日、台湾総統府は、頼清徳副総統がホンジュラスのカストロ新大統領（写真）の就任式に出席すると発表した。写真は昨年１２月、テグシガルパで撮影（２０２２年　ロイター／Fredy Rodriguez）

［台北　１９日　ロイター］ - 台湾総統府は１９日、頼清徳副総統がホンジュラスのカストロ新大統領の就任式に出席すると発表した。

ホンジュラスとの関係強化を目指す。カストロ新大統領は台湾と断交し、中国と国交を結ぶ考えを示唆している。

台湾と外交関係を結ぶ国は世界で１４カ国のみ。

総統府は、蔡英文総統がホンジュラスとの関係強化を期待していると表明。台湾の蕭美琴・駐米台北経済文化代表処代表（駐米大使に相当）も就任式に出席することを明らかにした。

就任式は今月２７日に行われる。ハリス米副大統領も出席する予定。

台湾外交部（外務省に相当）高官は、頼清徳副総統とハリス副大統領が面会する予定はあるかとの質問に、他国の代表団と接触する「機会があることは確実だ」と述べた。

米国は中国の勢力拡大を懸念しており、ホンジュラスが台湾との外交関係を維持することを望んでいる。