ゼレンスキー氏がＮＹ到着、 国連で演説へ 「メッセージ聞いて」

　９月１８日、ウクライナのゼレンスキー大統領は、国連総会に出席するため米ニューヨークに到着した。写真はニューヨークの病院で戦傷の治療を受けている兵士に賞を手渡すゼレンスキー大統領（右）（２０２３年　ロイター／Eduardo Munoz）

[ニューヨーク　１８日 ロイター] - ウクライナのゼレンスキー大統領は１８日、国連総会に出席するため米ニューヨークに到着した。１９日に一般討論演説に臨む。

ロシアによる昨年２月の軍事侵攻開始後、ゼレンスキー氏が国連総会に対面で出席するのは初めて。

同氏は対話アプリ「テレグラム」への投稿で、ニューヨークの病院で戦傷の治療を受けているウクライナ兵を見舞ったと明らかにした。

訪問先の病院で記者団に「われわれの全ての言葉、全てのメッセージがパートナーの耳に届くことが非常に重要だ」と述べた。また「国連にロシアのテロリストの居場所がまだあるとすれば、それは私にではなく、国連の全メンバーに問うべき問題だ」と語った。

２０日にウクライナ情勢に関する安全保障理事会の会合に出席することも明らかにした。ロシアのラブロフ外相が発言した場合に着席を続けるかどうかは分からないとした。

ゼレンスキー氏は国連総会に出席した後、ワシントンに移動し、２１日にホワイトハウスでバイデン大統領と会談する。滞在中に米議員のほか、軍関係者、企業幹部との会合などにも出席する予定。

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