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アーム株3日続落、市場の関心後退 空売りの動きも

ロイター / 2023年9月20日 7時56分

 9月19日、 米ナスダック市場に先週上場した半導体設計大手アーム・ホールディングスは取引を4.9%安で終え、上場後4日間で下落したのは3日となった。写真は同社のロゴ。3月撮影(2023年 ロイター/Dado Ruvic)

Sinéad Carew Lewis Krauskopf

[19日 ロイター] - 米ナスダック市場に先週上場した半導体設計大手アーム・ホールディングスは19日の取引を4.9%安で終え、上場後4日間で下落したのは3日となった。今年最大の新規株式公開(IPO)に対する投資家の関心が薄れつつある。

上場初日の14日は公開価格51ドルを約25%上回る63.59ドルで引け、15日には69ドルの高値を付けたが、空売り筋も利益を狙う中、19日終値は55.17ドルとなった。

調査会社レッドバーン・アトランティックは19日、投資判断「中立」でアームのカバーを開始し、目標株価を50ドルとした。

強気の投資家は人工知能(AI)への関心の高まりに絡む需要に期待しているが、シノバス・トラストのポートフォリオマネージャー、ダニエル・モーガン氏は裏付けが必要だと話す。

「初期の興奮はやや冷めつつある」とし、「最大の懸念はバリュエーションで、投資家の目には大きなAI銘柄として映るため誰もがアーム株を買っているという事実だ」と指摘。「現時点でアームがエヌビディアのようにAIから直接プラスの影響を受けているという直接的な証拠はない」と述べた。

調査会社オルテックスの19日のデータによると、アームの浮動株の2.7%に相当する500万株強が貸株となっており、空売りが始まっていることを示唆した。

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