クレディ・スイス、下期も大幅な赤字の可能性＝ＵＢＳ副会長

９月１９日、スイス金融大手ＵＢＳのルーカス・ゲーウィラー副会長は、クレディ・スイスが今年下半期も赤字の可能性はあるとしながらも、買収が長期的にはＵＢＳの利益になるとの自信を示した。写真はチューリヒで８月撮影（２０２３年　ロイター/Denis Balibouse）

[チューリヒ １９日 ロイター] - スイス金融大手ＵＢＳのルーカス・ゲーウィラー副会長は１９日、クレディ・スイスが今年下半期も赤字の可能性はあるとしながらも、買収が長期的にはＵＢＳの利益になるとの自信を示した。

ファイナンス・フォーラムで「クレディＳが下期も大幅な赤字を出す可能性は否定できない」と発言。ただ、買収がＵＢＳにとって良い取引になるか、あるいは非常に良い取引になるか分かるにはまだ早いとも述べた。

クレディ・スイスを独立した形で国内に残すべきとの声が多数を占めるのは理解できるとしつつ、規制当局がそれに同意するかどうかは分からないと指摘した。

ゲーウィラー氏はまた、統合が完了するまで現職にとどまる予定だとした。