米地銀、高い貸出金利が利益押し上げ 貸倒引当金は増加
ロイター / 2023年10月19日 10時33分
10月18日、米地銀の第3・四半期決算は、金利上昇に伴う貸出金利の引き上げで一部銀行の利益がアナリスト予想を上回った。2019年12月、ニューヨーク証券取引所の外で撮影(2023年 ロイター/Brendan McDermid)
Chibuike Oguh
[ニューヨーク 18日 ロイター] - 米地銀の第3・四半期決算は、金利上昇に伴う貸出金利の引き上げで一部銀行の利益がアナリスト予想を上回った。一方、貸倒引当金や預金維持コストの増加で利ざやが圧迫されている銀行もある。
USバンコープとM&Tバンクの四半期決算は、貸倒引当金が拡大したものの、純金利収入(NII)の堅調が利益を押し上げ、業績は市場予想を上回った。
USバンコープはNIIが11%近く増加、減益率は16%と、市場予想ほどは落ち込まなかった。貸倒引当金は42%増の5億1500万ドルだった。
M&TバンクはNIIが6%増加。利益は約7%増の6億9000万ドルだった。一方、貸倒引当金は30%増加して1億5000万ドルに達した。
ジャニー・モンゴメリー・スコットのエクイティリサーチ部門ディレクター、クリス・マリナック氏は「これらの銀行のほとんどは貸倒償却が増えて与信状況も若干悪化しており、引当金を積み増す必要が出ている」と説明した。
シチズンズ・ファイナンシャル・グループとファースト・ホライズン・コープ は貸倒損失と預金コストの増加が圧迫要因となり、第3・四半期は減益だった。
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