中国の習主席、イスラエル・ハマス紛争で早期停戦訴え

１０月１９日、中国の習近平国家主席（写真）は、イスラエルとパレスチナ自治区ガザを実効支配するイスラム組織ハマスの戦闘について可能な限り早期の停戦を望むと表明した。９月に北京の人民大会堂でスピーチをする習主席。代表撮影（２０２３年　ロイター）

[北京 １９日 ロイター] - 中国の習近平国家主席は１９日、イスラエルとパレスチナ自治区ガザを実効支配するイスラム組織ハマスの戦闘について可能な限り早期の停戦を望むと表明した。国営メディアが伝えた。紛争の長期的な解決のためにアラブ諸国と協力する用意があるとも語った。

衝突拡大や中東情勢が制御不能に陥るのを防ぐために早期停戦が「不可欠」だと強調した。エジプトのマドブリ首相と会談後、発言した。

マドブリ首相は北京で開かれた広域経済圏構想「一帯一路」に関する国際フォーラムに出席。中東から参加した唯一の高官だった。

国営メディアによると、習氏は会談で、ガザへの人道支援物資搬入に向けたエジプトの取り組みに支持を表明した。