ルノー、第3四半期は7.6％増収 値上げなど寄与

１０月１９日、 フランスの自動車メーカー、ルノーは、第３・四半期の売上高が７．６％増加したと発表した。パリ近郊で２月撮影（２０２３年　ロイター/Christian Hartmann）

Gilles Guillaume

［パリ　１９日　ロイター］ - フランスの自動車メーカー、ルノーは１９日、第３・四半期の売上高が７．６％増加したと発表した。高級車の販売が好調だった。

ただトルコとアルゼンチンの通貨安が重しとなった。

売上高は１０５億１０００万ユーロ（１１０億７０００万ドル）。同社がまとめたアナリストのコンセンサス予想１０４億６０００万ユーロをわずかに上回った。

値上げ、販促費の抑制、高級車の重視が奏功したが、アルゼンチンペソ安とトルコリラ安で効果がほぼ相殺されたという。

世界販売台数は６．１％増。上半期の１３％増から鈍化した。上半期は供給網と物流の問題が緩和し、独立系ディーラーの在庫が大幅に減少した。

同社は２０２３年の目標を据え置き、同年の連結営業利益率が従来予想の７─８％から８％に近づくとの見通しを示した。