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デジタルユーロ、投資対象にならず=フィンランド中銀総裁代理

ロイター / 2023年10月19日 20時7分

欧州中央銀行(ECB)理事会メンバーのバリマキ・フィンランド中銀総裁代理は19日、中銀デジタル通貨(CBDC)のデジタルユーロが発行されれば決済手段として使用できるが、暗号資産(仮想通貨)のような投資対象にはならないとの見解を示した。ユーロ紙幣。(2023年 ロイター/Dado Ruvic/Illustration/File Photo)

Anne Kauranen

[ヘルシンキ 19日 ロイター] - 欧州中央銀行(ECB)理事会メンバーのバリマキ・フィンランド中銀総裁代理は19日、中銀デジタル通貨(CBDC)のデジタルユーロが発行されれば決済手段として使用できるが、暗号資産(仮想通貨)のような投資対象にはならないとの見解を示した。

ECBは18日、デジタルユーロの発行に向けて、11月1日から2年間の「準備フェーズ」を開始すると発表した。

バリマキ氏は企業ではなく個人が残高に制限のあるデジタルユーロの口座を持つことがECBの狙いと説明。「デジタルユーロは投資対象ではなく、決済手段として設計されている」と強調し、家計の貯蓄を商業銀行からユーロシステムに移行させる意図はないと述べた。

ユーロ圏加盟国の中でフィンランドは電子決済の最前線にあり、カードやモバイル送金など電子決済手段の利用率が最も高いと語った。

決済手段の選択肢は豊富だが多様性は低下していると指摘。電子決済で支配的な地位にある米ビザとマスターカードに言及し「欧州外に拠点を置くカード会社数社に権力が集中しており、強靭(きょうじん)性という点では理想的とは言い難い」と述べた。

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