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米金融当局、銀行規制強化案を再考 資本上積み半減も=WSJ

ロイター / 2024年5月20日 7時23分

米連邦準備理事会(FRB)など米金融規制当局は、国際的な銀行資本規制「バーゼル3」の最終規則で大手銀行に義務付ける資本上積みを20%近くから大幅に削減する新たな計画を検討している。米紙ウォール・ストリート・ジャーナル(WSJ)が19日に報じた。写真はワシントンのFRB。2022年6月撮影(2024年 ロイター/Sarah Silbiger)

[19日 ロイター] - 米連邦準備理事会(FRB)など米金融規制当局は、国際的な銀行資本規制「バーゼル3」の最終規則で大手銀行に義務付ける資本上積みを20%近くから大幅に削減する新たな計画を検討している。米紙ウォール・ストリート・ジャーナル(WSJ)が19日に報じた。

JPモルガン・チェースのジェイミー・ダイモン最高経営責任者(CEO)ら業界トップによるロビー活動を受け、上積み幅は平均で従来案の半分程度になる可能性があるという。

WSJによると、FRB、米連邦預金保険公社(FDIC)、米通貨監督庁(OCC)は現在も実質的・技術的な修正について協議中で、合意は確実でない。

FRBなどは昨年7月、バーゼル3最終化の実行細則案を公表。資産が1000億ドルを超える銀行について、損失吸収のための資本計算を見直す案などを示した。

これに対し業界側は、既に十分な資本を確保しているとして規制強化に反発している。

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