フォード、欧州で追加人員削減を計画＝独労働者評議会

　６月１８日、米自動車大手フォード・モーターは、ドイツとスペイン、英国で人員の追加削減を計画している。写真はフォードのロゴ。米ニューヨークのマンハッタンで３月撮影（２０２４　ロイター／David Dee Delgado）

[ベルリン １８日 ロイター] - 米自動車大手フォード・モーターは、ドイツとスペイン、英国で人員の追加削減を計画している。同社ドイツ・ケルン工場の労働者評議会議長ベンジャミン・グルシュカ氏が１８日、ロイターに明らかにした。

グルシュカ氏は、以前のリストラ計画に上乗せされた新たなリストラ計画の下で、ドイツで追加削減される従業員の数は不明だとし、６月末までに決まるとの見通しを示した。

同氏によると、フォードは既にドイツで２３００人を削減する以前の計画の半分を完了しており、国内の従業員数は１万３０００人に減ったという。

フォードは昨年、より少ない人員で生産できる電気自動車（ＥＶ）への移行に伴い、欧州で３８００人を削減すると発表した。

先週には、リストラ計画の一環として、スペインのバレンシア工場で最大１６００人の削減を計画していると明らかにした。