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中国、信用の伸び鈍化は「自然」=人民銀行総裁

ロイター / 2024年6月19日 15時32分

[上海/北京 19日 ロイター] - 中国人民銀行(中央銀行)の潘功勝総裁は19日、同国で信用の伸びが鈍化しているのは自然だと発言、背景には経済の変化のほか、不動産部門や地方政府向けの融資減少があると指摘した。

公式統計によると、5月の新規人民元建て銀行融資はアナリストの予想を大幅に下回り、マネーサプライの伸び率も過去最低を記録した。

総裁は「中国経済の高速成長から質の高い発展への移行と整合性が取れている」と発言。

社会融資総量は390兆元(53兆7500億ドル)を超え、マネーサプライM2も300兆元を超えたと述べた。不動産部門や地方政府の投資会社への融資は減少しているという。

「以前のように全体の信用の伸びを10%以上で維持することは困難だ」と指摘した。

また、金融業の付加価値を四半期ごとに計算する手法を最適化するため、今年に入り国家統計局と協力しているとも発言。特定の時期に預金や融資の拡大を急ぐ地方政府や金融機関の動きを抑制できる可能性があると述べた。

現在、流通現金と法人の要求払い預金で構成しているマネーサプライM1に個人の当座預金や、流動性が高く直接決済機能を持つ一部の金融商品を加える案を検討していることも明らかにした。

公式統計によると、5月のM1は前年同月比4.2%減と、統計開始以降で最大の落ち込みを記録した。

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