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日経平均は小幅続伸、ハイテク株がけん引 一巡後は伸び悩み

ロイター / 2024年6月19日 15時37分

 6月19日、東京株式市場で日経平均は、前営業日比88円65銭高の3万8570円76銭と、小幅に続伸して取引を終えた。写真は都内で2020年10月撮影(2024年 ロイター/Issei Kato)

Hiroko Hamada

[東京 19日 ロイター] - 東京株式市場で日経平均は、前営業日比88円65銭高の3万8570円76銭と、小幅に続伸して取引を終えた。前日の米半導体株高を受けてハイテク株の一角に買いが入り、朝方は310円超高となる場面があった。ただ、次第に上げ幅を縮小して後場は一時、小幅安に転じた。今晩は米国市場が休場で手掛けにくさも意識され、利益確定売りが出るなど伸び悩んだ。

日経平均は前営業日171円高と底堅くスタートした後、上げ幅を拡大し、前場序盤に3万8797円97銭の高値を付けた。前日の米ハイテク株高の流れで半導体関連銘柄の一角が堅調に推移し、指数を押し上げた。一方、買いの勢いは続かず、ハイテク株の上昇が一服したことで日経平均は徐々に上げ幅を縮小。後場は上値の重い展開となった。

市場では「特段の悪材料が出ているわけではなく、今晩は米国市場が休場のため、いったん利益を確定する動きが出たようだ」(岩井コスモ証券の投資調査部部長・有沢正一氏)との声が聞かれた。

日米の金融政策イベントを通過して足元では材料が少なくなっているが、株主総会のシーズンに入り、主要企業の経営陣の発言に関心が集まっている。有沢氏は「特に、資本効率改善の姿勢などがみられれば買い材料になりやすく、レンジ相場を上抜けるきっかけになる可能性がある」と指摘した。

TOPIXは0.47%高の2728.64ポイントで取引を終了。プライム市場指数は0.48%高の1404.41ポイントだった。東証プライム市場の売買代金は3兆3474億7700万円だった。東証33業種では、保険、輸送用機器、不動産など22業種が値上がり。海運、石油・石炭製品、小売など11業種は値下がりした。

個別では、三菱自動車工業が8.9%高と大幅上昇した。株主還元報道が好感され、買いが先行した。アドバンテストは4%高、日東電工も3.4%高でしっかり。指数寄与度の大きいソフトバンクグループ、ファーストリテイリングは小幅高。主力のトヨタ自動車は1.8%高だった。

一方、東京エレクトロンは1.1%安。三越伊勢丹ホールディングスは5.5%安、資生堂は4.7%安と軟調だった。

新興株式市場は、東証グロース市場250指数が0.67%安の628.68ポイントと、3日続落した。きょうグロース市場に新規上場したライスカレーは公開価格を9.85%上回る1560円で初値を付け、一時1608円まで上昇。1428円で取引を終えた。

プライム市場の騰落数は、値上がり1028銘柄(62%)に対し、値下がりが573銘柄(34%)、変わらずが44銘柄(2%)だった。

終値 前日比 寄り付き    安値/高値  

日経平均 38570.76 +88.65 38653.91 38,453.41─

38,797.97

TOPIX 2728.64 +12.88 2726.07 2,720.31─2

,735.36

プライム市場指数 1404.41 +6.64 1403.86 1,400.21─1

,407.88

スタンダード市場指数 1247.69 -1.14 1250.64 1,246.19─1

,253.22

グロース市場指数 812.19 -4.77 819.01 810.82─821

.30

グロース250指数 628.68 -4.22 634.70 627.54─636

.72

東証出来高(万株) 136219 東証売買代金(億円 33474.77

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