プーチン大統領、ベトナムに到着 首脳会談や献花式など予定

アジア歴訪中のロシアのプーチン大統領（写真）を乗せた飛行機が２０日早朝、ベトナムのハノイ国際空港に到着した。（２０２４年　ロイター/Athit Perawongmetha）

［ハノイ　２０日　ロイター］ - アジア歴訪中のロシアのプーチン大統領を乗せた飛行機が２０日早朝、ベトナムのハノイ国際空港に到着した。プーチン氏は空港でチャン・ホン・ハー副首相の出迎えを受けた。

プーチン氏の５期目入り以降、中国・北朝鮮に続いて３カ国目の外国訪問となる。ベトナム訪問は２０１７年以来で、今回が５度目。同地ではベトナム共産党のグエン・フー・チョン書記長やトー・ラム国家主席らとの会談やホーチミン廟などでの献花式出席が予定されている。当局者によると、貿易、投資、テクノロジー、教育などの分野でも合意を発表するとみられる。

プーチン氏はベトナム訪問に先立ち、ベトナム共産党機関紙ニャンザンに寄稿文を寄せ、ウクライナでの戦争に対するベトナムの「バランスの取れた」姿勢を称賛した。

プーチン氏の北朝鮮・ベトナム訪問について、オーストラリア国防大学（キャンベラ）のベトナム安全保障専門家カール・セイヤー氏は「ロシアを孤立させようとする西側諸国の試みがうまくいっていないこと、そしてロシアにはアジアにパートナーがいることを示すためだ」と語った。

ベトナムにとって最大の貿易相手国である米国は、プーチン氏の訪問に反対していた。