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ジョージアのEU加盟、「スパイ法」成立で事実上凍結=EU大使

ロイター / 2024年6月20日 7時25分

6月19日、EUのジョージア駐在大使は、外国から一定以上の資金提供を受ける団体やマスメディアを事実上のスパイと見なす「スパイ法」がジョージアで今月成立したことを受け、同国のEU加盟手続きは事実上停止したと述べた。写真はトリビシで5月、「スパイ法」に対する抗議デモで、EUの旗を掲げる人(2024年 ロイター/Irakli Gedenidze)

[トリビシ 19日 ロイター] - 欧州連合(EU)のジョージア駐在大使は19日、外国から一定以上の資金提供を受ける団体やマスメディアを事実上のスパイと見なす「スパイ法」がジョージアで今月成立したことを受け、同国のEU加盟手続きは事実上停止したと述べた。

ジョージアの通信社インタープレスによると、ヘルチンスキEU大使は、スパイ法が「ジョージアの発展見通しにマイナスの影響を与えた」と指摘、EU加盟プロセスは「事実上停止し、事実上凍結されている」と述べた。

この法律は、予算の20%以上を外国の資金に頼る組織の登録を義務付けており、国内から権威主義的だとの批判が出ている。法案を提出した与党は、資金の透明性を確保するために必要な措置と主張している。

欧米諸国はこの法律が成立すれば、ジョージアのEU加盟に向けた取り組みが停滞すると警告していた。

ヘルチンスキ氏は、EU外相が来週の外相会合でジョージアについて議論すると説明。次のステップに関してさまざまな選択肢が用意されており、EU加盟国は「どの選択肢を実施するかを決定する」と述べた。

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