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半導体株の不安定さ続く、米中貿易摩擦を懸念

ロイター / 2024年7月19日 9時26分

18日の米株式市場で半導体株は不安定な動きとなった。フィラデルフィア半導体指数(SOX)は前日に6.8%安と2020年3月以来の大幅な下落率を記録したこともあり、この日はエヌビディアやブロードコムなど寄与度が高い銘柄に買いが入り、高く引けた。写真は2023年2月撮影(2024年 ロイター/Florence Lo)

Sinéad Carew Youn Ah Moon

[ニューヨーク/シンガポール 18日] - 18日の米株式市場で半導体株は不安定な動きとなった。フィラデルフィア半導体指数(SOX)は前日に6.8%安と2020年3月以来の大幅な下落率を記録したこともあり、この日はエヌビディアやブロードコムなど寄与度が高い銘柄に買いが入り、高く引けた。

米市場に先立つアジア市場では、米政府が中国への先端半導体技術の輸出規制強化を検討しているとの報道を受けて、台湾積体電路製造(TSMC)、韓国のSKハイニックス、東京エレクトロンなど半導体株が下げていた。

シノバス・トラストのポートフォリオマネジャー、ダニエル・モーガン氏は半導体関連企業の決算が数週間内に控えているのに加え、11月の米大統領選で再選を目指す現職のバイデン大統領とトランプ前大統領のどちらもが貿易に関して「強硬路線を取っている」ことから、ボラティリティが今後さらに高まると予想している。

「投資家は、中国向け販売の比率が高い企業が打撃を受けるとの懸念が今後も蒸し返されると認識するようになった」とした。

このような懸念はオランダ半導体製造装置大手ASMLホールディングが17日に約11%下落する要因になったという。

しかし、同氏は、トランプ氏の大統領時代も投資家は現在と同様に関税導入を懸念したが、「半導体企業は生き残り、その後も極めて好調な業績を出している」と指摘した。

18日の米株式市場でTSMCは0.4%上昇。通年の売上高見通しを上方修正したことが好感されたとみられる。

エヌビディアとブロードコムは2.6%と2.9%、それぞれ上昇した。

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