印インフォシスの4―6月は利益が予想超え、売上高見通し引き上げ

インドのＩＴ（情報技術）サービス大手インフォシスが１８日発表した４─６月期決算は純利益が前年同期比７．１％増の６３６億８０００万ルピーとなり、ＬＳＥＧのアナリスト予想平均である６２５億３０００万ルピーを上回った。写真は２月撮影（２０２４年　ロイター／Dado Ruvic）

Sai Ishwarbharath B　Haripriya Suresh

[ベンガルール　１８日　ロイター] - インドのＩＴ（情報技術）サービス大手インフォシスが１８日発表した４─６月期決算は純利益が前年同期比７．１％増の６３６億８０００万ルピーとなり、ＬＳＥＧのアナリスト予想平均である６２５億３０００万ルピーを上回った。主力の金融サービス部門で需要が回復。２０２５年度の売上高伸び率の予想を従来の１─３％から３─４％に引き上げた。

４─６月期の連結売上高は前年同期比３．６％増の３９３１億５０００万ルピー（４７億ドル）で、ＬＳＥＧがまとめたアナリスト予想平均の３８９１億５０００万ルピーを超えた。過去４四半期連続で売上高が落ち込んでいた銀行・金融サービス部門が０．３％増と増収に転じた。営業利益率は値上げを追い風に０．３％改善して年２１．１％となった。

サリル・パレク最高経営責任者（ＣＥＯ）は「第１・四半期は非常に好調で、特に米国の金融サービスに量が集中した。四半期中に大型の契約があったことで年間の見通しが良好になった」と述べた。

インフォシスは今年度中に１万５０００─２万人を新卒採用する計画も明らかにした。