オープンＡＩ、低コスト小型ＡＩモデル「ＧＰＴ─４oミニ」を発表

対話型人工知能（ＡＩ）「チャットＧＰＴ」を開発した米オープンＡＩは１８日、コスト効率の高い小型ＡＩモデル「ＧＰＴ─４ｏミニ」を発表した。写真は１月８日撮影（２０２４年　ロイター/Dado Ruvic/Illustration）

[１８日 ロイター] - 対話型人工知能（ＡＩ）「チャットＧＰＴ」を開発した米オープンＡＩは１８日、コスト効率の高い小型ＡＩモデル「ＧＰＴ─４ｏミニ」を発表した。コストとエネルギー消費を抑え、顧客層の拡大を狙う。

既存の「ＧＰＴ─３．５ターボ」よりも６０％以上安くなるほか、チャットの設定で「ＧＰＴ─４」モデルのパフォーマンスを上回る。

言語モデルの能力を評価する大規模マルチタスク言語理解（ＭＭＬＵ）で８２％のスコアを獲得している。

同社によると、ＧＰＴ─４ｏミニのスコアはグーグルの「ジェミニ・フラッシュ」の７７．９％、アンソロピックの「クロード・ハイク」の７３．８％を上回る。

チャットＧＰＴの「フリー」「プラス」「チーム」プランのユーザーは１８日からＧＰＴ─３．５ターボの代わりにアクセスできるようになる。「エンタープライズ」ユーザーは来週からアクセスが可能になるという。

ＧＰＴ─４ｏミニは昨年１０月までの知識を持つ。