英中銀の決済システムが障害から復旧、ＳＷＩＦＴの問題に関連

David Milliken

[ロンドン　１８日　ロイター] - イングランド銀行（英中央銀行、ＢＯＥ）は１８日、銀行間決済システムＣＨＡＰＳで一時障害が発生したが、同日中に全ての取引が決済される見込みだと発表した。

同システムは１日平均３６００億ポンド（４６７０億ドル）以上を扱っている。障害はベルギーに本部を置く組織ＳＷＩＦＴ（国際銀行間通信協会）の問題に関連していた。

ＢＯＥは「サードパーティーのサプライヤーがサービスを回復し、ＣＨＡＰＳ決済が通常通り行われていることを確認できてうれしく思う」と表明。デビットカードや現金自動預け払い機などのリテール決済システムは影響を受けていないという。

ＣＨＡＰＳシステムは昨年８月と２０１４年にも技術的な問題に見舞われたことがある。

ＳＷＩＦＴは今回の問題について、サイバー関連ではなく、オペレーション上のインシデントによって引き起こされたと説明している。