ドミノ・ピザ既存店売上高が下振れ見通し、株価急落

　７月１８日、米ピザチェーン大手ドミノ・ピザが発表した第３・四半期と第４・四半期の米国における既存店売上高の伸び率見通しは３％だった。写真はロサンゼルスで２０１８年７月撮影（２０２４年　ロイター/Lucy Nicholson）

Juveria Tabassum

[１８日　ロイター] - 米ピザチェーン大手ドミノ・ピザが１８日発表した第３・四半期と第４・四半期の米国における既存店売上高の伸び率見通しは３％だった。第２・四半期実績の４．８％から鈍化する形で、株価は約１３％下落した。

年間で海外に９２５店余りを開店するという目標には、２７５店ほど届かないと予想した。

目標未達は、オーストラリアに拠点を置き、フランチャイズ運営を手がけるドミノ・ピザ・エンタープライゼスが今週、日本とフランスで売上高の少ない店舗を閉鎖する方針を示したことが原因。ノースコースト・リサーチのアナリスト、ジム・サンダーソン氏は「市場は、この種の逆風が今後、日本やフランス以外の市場にも波及するリスクを不安視している」と述べた。

ドミノ・ピザは、今年から２０２８年までに世界全体で差し引き１１００店の新店舗を保有するとの目標の凍結も明らかにした。

第２・四半期の１株利益は４．０３ドル。サプライチェーン（供給網）関連費用が減ったおかげで、ＬＳＥＧのデータに基づくアナリスト予想の３．６８ドルを上回った。