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英公的部門純借り入れ、6月は予想上回る 新政権の課題浮き彫り

ロイター / 2024年7月19日 18時20分

 英国立統計局(ONS)が19日発表した6月の公的部門純借入額(国有銀行を除く)は145億ポンド(187億5000万ドル)と、市場予想を大幅に上回った。ロンドンで2022年撮影(2024年 ロイター/Hannah McKay)

William Schomberg

[ロンドン 19日 ロイター] - 英国立統計局(ONS)が19日発表した6月の公的部門純借入額(国有銀行を除く)は145億ポンド(187億5000万ドル)と、市場予想を大幅に上回った。

スターマー新政権が直面する予算上の大きな課題が浮き彫りになった。ロイターがまとめた市場予想は115億ポンドだった。

KPMG・UKのシニアエコノミスト、デニス・タタルコフ氏は新政権が財政を悪化させずに公約を実現するのは「大変な仕事」になるとし「歳出が高水準で成長見通しが弱ければ、不快な選択を迫られる。支出の水準を維持するのであれば、さらなる借り入れか大幅な増税かを選ばなければならない」と述べた。

新政権は所得税・法人税・付加価値税を増税する可能性を否定している。

6月の借入額は予算責任局(OBR)の予想を29億ポンド上回った。4─6月の借入額は498億ポンドで、OBRの予想を32億ポンド上回った。

公的部門の純債務は国内総生産(GDP)比99.5%と、1960年代初頭以来の高水準だった。

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