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ECBの9月利下げ、成長低迷で根拠強まる=フィンランド中銀総裁

ロイター / 2024年8月20日 8時37分

[ニューヨーク 19日 ロイター] - 欧州中央銀行(ECB)理事会メンバーのレーン・フィンランド中銀総裁は19日、ユーロ圏製造業部門の低迷は一部の予想ほど一時的ではない可能性があり、成長指標の弱さはECBによる9月の追加利下げの根拠を強めるとの見方を示した。

「ユーロ圏における最近のマイナス成長リスクの高まりは、ディスインフレ(インフレ鈍化)が進んでいることを条件に9月の次回ECB金融政策決定会合で利下げする根拠を強めている」と述べた。

市場では9月に中銀預金金利が25ベーシスポイント引き下げられ、3.5%になる可能性が90%と見られており、年末までに少なくとももう1回の利下げがあると見込まれている。

ニューヨークで講演したレーン氏は、ユーロ圏経済が上向くとは限らないとし、政策立案者は想定とは異なる先行きに備えるべきと主張。「悪いニュースは成長見通しに関するもので、製造業に改善の明確な兆しは見られない」としたほか、「工業生産の鈍化が想定されているほど一時的なものではない可能性も考慮しなければならない」とした。

インフレについてはまだリスクがあるものの、かなりの前進を遂げたと指摘。ただ、「2%への道のりは今年も険しいだろう」と述べ、目標の2%に戻すことは容易ではないと警告した。

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