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イランのハッカー集団、米大統領選干渉狙いバイデン氏陣営にメール

ロイター / 2024年9月19日 9時41分

 9月18日、米連邦捜査局(FBI)などの政府機関は共同声明で、イランのハッカー集団が今年6、7月、当時米大統領選の民主党候補だったバイデン大統領の陣営関係者らに対し、共和党候補であるトランプ前大統領から盗んだ資料を含む電子メールを送ってきたことを明らかにした。ミシガン州デトロイトで7月12日撮影(2024年 ロイター/Elizabeth Frantz)

[18日 ロイター] - 米連邦捜査局(FBI)などの政府機関は18日に出した共同声明で、イランのハッカー集団が今年6、7月、当時米大統領選の民主党候補だったバイデン大統領の陣営関係者らに対し、共和党候補であるトランプ前大統領から盗んだ資料を含む電子メールを送ってきたことを明らかにした。大統領選に影響を及ぼすのが狙いで、米メディア企業にも6月以来、同様の内容を送り続けているという。

共同声明を発表したのはFBIのほか、サイバーセキュリティー・インフラストラクチャー・セキュリティー庁(CISA)と国家情報長官室。

声明によると、ハッカー集団は6月末と7月初め、トランプ氏陣営から盗んだ資料をテキスト形式でバイデン氏陣営の複数の個人に一方的に送りつけてきた。

米国は8月、バイデン氏に代わって民主党候補になったハリス副大統領とトランプ氏、双方の陣営にイランがサイバー攻撃を仕掛けたと批判。政治的な不和をあおるため、米国民を標的にした介入も行っていると指摘していた。

トランプ氏陣営は、ハリス氏とバイデン氏はこうした資料をトランプ氏を「傷付ける」ために使ったかどうかについて公表すべきだ、との声明を出した。

ハリス氏陣営の報道官は声明で「何らかの資料が陣営に直接送られてきたとは承知していない」と説明した。

ロイターは18日、イランの国連常駐代表にコメントを要請したが、返信はない。

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