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ノルウェーで放射性セシウムの数値上昇、チョルノービリ原発付近の森林火災原因か

ロイター / 2024年9月19日 11時5分

[オスロ 18日 ロイター] - ノルウェー放射線・原子力安全局(DSA)は18日、北極圏のロシアとの国境付近で放射性セシウム(セシウム137)の数値上昇を検出し、世界最悪の原発事故を起こしたチョルノービリ(チェルノブイリ)原子力発電所があるウクライナのチョルノービリ近郊の森林火災が原因である可能性が高いと発表した。

DSAは声明で、ロシア国境に近いスヴァンホフトで今月9―16日に、ヴィクスヨフィエルで今月5―12日にそれぞれ「非常に低い」レベルの放射性セシウムを測定したと説明。人体や環境へのリスクはないとも付け加えた。

DSAは「ノルウェーの全ての観測所で常にセシウムを検出しており、多くの場合はチョルノービリ原発事故によって飛散した放射性物質の粉じんが原因だ」とし、「今回はチョルノービリ周辺の森林火災が原因の可能性が高い」と指摘した。

一方、フィンランド放射線・原子力安全局も8カ所全ての観測所で通常よりわずかに高い水準のセシウムが検出されたと発表した。

観測された最高値は1立方メートル当たり11マイクロベクレルで、観測所で通常検出されるのは1立方メートル当たり1マイクロベクレル未満だとしている。

ただ、同局は「検出された量は非常に少ない」と説明している。

1986年4月に旧ソ連で起きたチョルノービリ原発事故は4号炉が制御不能になり、爆発と火災が起きて原子炉の建物が破壊され、大量の放射性物質が大気中に放出された。この事故でヨウ素131、セシウム134、セシウム137がウクライナ北部とベラルーシ、ロシア、北欧・中欧の一部に拡散した。

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