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午前の日経平均は続伸、FOMC後の円安で輸出株に買い

ロイター / 2024年9月19日 12時18分

 9月19日、午前の東京株式市場で日経平均は、前営業日比904円26銭高の3万7284円43銭と続伸した。写真は株価ボードをスマホで撮影する人。都内で2月撮影(2024 ロイター/Issei Kato)

[東京 19日 ロイター] - 午前の東京株式市場で日経平均は、前営業日比904円26銭高の3万7284円43銭と続伸した。米連邦公開市場委員会(FOMC)の大幅利下げ後にドル/円が下落ではなく上昇したことを好感し、輸出関連株を中心に幅広く買われた。節目の3万7000円を回復して上げ幅は一時1000円超となり、約2週間ぶりの高水準に上昇した。

日経平均は578円高で寄り付いた後も上値を伸ばし、一時1014円高の3万7394円52銭に上昇した。ドル/円が前日の大引け時点より円安方向で始まり、自動車株など輸出関連株で買いが優勢となった。取引時間中にドル/円が144円に迫る上昇となり、日経平均も上げ幅を拡大した。

7月に高値をとって以来の弱い地合いの反動と、岩井コスモ証券の林卓郎投資情報センター長はみている。「米景気や円高に過剰に警戒していたが、堅調な企業業績や株主還元の動き、割安感をようやく前向きに評価する流れになってきそうだ」という。

東京エレクトロンやアドバンテストなどの半導体関連株はしっかり。金利上昇を受けて銀行など金融株も堅調だった。指数への寄与度の高いファーストリテイリングやソフトバンクグループにも買いが入った。

一方、あすに日銀の金融政策決定会合を控えており、ポジションの傾けにくさも意識された。

TOPIXは2.34%高の2625.46ポイントで午前の取引を終了した。東証プライム市場の売買代金は2兆0641億8100万円だった。東証33業種のすべてが上昇し、値上がり率上位には保険や輸送用機器、海運などが並んだ。

トヨタ自動車が5%超の大幅高となったほか、8月訪日外国人客数が同月の過去最高と伝わる中で三越伊勢丹HLDGやサンリオといったインバウンド関連株も堅調だった。一方、円高メリット株とされるニトリHLDGは小安い。三菱電機、協和キリンは軟調だった。

東証プライム市場の騰落数は、値上がりが1373銘柄(83%)、値下がりは227銘柄(13%)、変わらずは42銘柄(2%)だった。

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