ロシア企業、ｉＰｈｏｎｅ１６の予約販売開始 迂回輸入

ロシアの家電量販店などが米アップルの新型スマートフォン「ｉＰｈｏｎｅ１６」の予約販売を開始した。アップルの発表イベントで９日撮影。（2024年　ロイター/Manuel Orbegozo/File Photo）

[モスクワ １９日 ロイター] - ロシアの家電量販店などが米アップルの新型スマートフォン「ｉＰｈｏｎｅ１６」の予約販売を開始した。

アップルはウクライナ侵攻を受けて２０２２年３月にロシアで全製品の販売を停止したが、ロシアではトルコ、カザフスタン、中国、インド、アラブ首長国連邦（ＵＡＥ）など、ロシアに制裁を課していない第三国を経由して海外ブランドの製品が輸入されている。

ロシアの家電量販店大手Ｍ・ビデオエルドラドと携帯通信大手ＭＴＳは１９日、ともに国内で初めてｉＰｈｏｎｅ１６を発売すると表明。

Ｍ・ビデオエルドラドは来週から商品の受け渡しを開始するとしている。ＭＴＳは非常に近い時期に発売すると述べた。

Ｍ・ビデオエルドラドによると、価格は１２８ＧＢモデルで１１万２９９９ルーブル（１２２５ドル）から。米国の販売価格７９９ドルより４００ドル以上高い。

ロシアでは依然として西側諸国の製品・技術の人気が高い。