米、中東巡り全当事者に自制要請 「外交的解決は可能だが緊急」
ロイター / 2024年9月20日 6時7分
米国務省のマシュー・ミラー報道官は19日、イラン支援下にあるレバノンの武装組織ヒズボラとイスラエルの間の緊張の高まりを巡り、全当事者に対し事態をエスカレートさせないよう要請した。イスラエル北部のレバノン国境沿いで同日撮影(2024年 ロイター/Ayal Margolin)
Daphne Psaledakis
[ワシントン 19日 ロイター] - 米国務省のマシュー・ミラー報道官は19日、イラン支援下にあるレバノンの武装組織ヒズボラとイスラエルの間の緊張の高まりを巡り、全当事者に対し事態をエスカレートさせないよう要請した。また、米政府の方針は外交的解決の優先だと述べた。
ミラー氏は定例記者会見で「われわれはイスラエルの自衛権を今後も支持するが、いかなる当事者もこの紛争を激化させることは望んでいない」と述べた。
ミラー氏は冷静さを呼びかける一方で、米国外交の限界も認め、「昨年10月7日以来、米国は緊張緩和に向け努力してきた。しかし最終的には、全ての国や主体がその行動に責任を持つ」とした。
関係筋によると、オースティン米国防長官は来週予定されていたイスラエル訪問を延期した。ミラー氏はオースティン長官の日程についてはコメントを控えたが、米国はイスラエルとの協議を継続すると述べた。
これとは別に、米国防総省のサブリナ・シン報道官は19日、「東部地中海地域や中央軍の責任地域におけるいかなる戦力態勢の変化も承知していない」と述べ、中東における米軍の態勢に変更はないとした。
ホワイトハウスのジャンピエール報道官は、「中東情勢の悪化の可能性を恐れ、懸念している」としながらも、外交的解決は達成可能であり、緊急の課題だと述べた。また、米国はヒズボラを含む、イランの支援下にあるあらゆる脅威に対してゆるぎない姿勢で臨むとした。
この記事に関連するニュース
-
米、イスラエル支援継続 レバノン情勢、外交解決を
共同通信 / 2024年9月27日 6時8分
-
イスラエル、レバノン侵攻の可能性示唆 全面戦争回避へ米仏が外交努力
ロイター / 2024年9月26日 8時50分
-
レバノン全面戦争回避に尽力、情勢悪化リスク深刻=米国務長官
ロイター / 2024年9月26日 0時44分
-
米軍が中東派遣部隊を増員 レバノン空爆などで高まる緊張に対応 「地域全体への戦闘拡大」を懸念
TBS NEWS DIG Powered by JNN / 2024年9月24日 9時34分
-
ヒズボラの通信機器相次ぎ爆発、9人死亡・2700人超負傷 イスラエルに報復示唆
ロイター / 2024年9月18日 8時38分
ランキング
-
1中国大使「深圳の事件、冷静に対処する」 都内で中国建国75年レセプション
産経ニュース / 2024年9月26日 19時23分
-
2中国、海自艦の台湾海峡通過めぐり「政治的な意図を警戒」 中国外務省報道官が表明
産経ニュース / 2024年9月26日 17時36分
-
3香港ネットメディア前編集長に禁錮1年9月…報道を「扇動」と判断、香港返還後で初
読売新聞 / 2024年9月26日 23時45分
-
4ウクライナに1兆円超支援 米、来月独で首脳会合主催
共同通信 / 2024年9月26日 22時47分
-
5イスラエル、レバノン市民に電話で退避警告 国営通信社
AFPBB News / 2024年9月23日 18時31分
記事ミッション中・・・
記事にリアクションする
記事ミッション中・・・
記事にリアクションする
エラーが発生しました
ページを再読み込みして
ください