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核ドクトリン修正案、必要なら正式決定とロシア大統領府 米に警告

ロイター / 2024年11月19日 14時2分

 ロシア大統領府のペスコフ報道官(写真)は、ロシアは米国と関係を正常化する用意があるが、「単独でタンゴを踊る」考えはないとの立場を示した。国営通信社タスが19日報じた。写真はロシアのカザンで10月撮影(2024年 ロイター/Maxim Shemetov)

Lidia Kelly

[19日 ロイター] - ロシア大統領府は19日、核兵器使用に関するドクトリン(基本原則)の修正案がすでに策定されており、必要に応じて正式決定すると表明した。国営タス通信が伝えた。

バイデン米政権が米国製兵器を使用するウクライナによるロシア領内攻撃を許可したことを受け、改めて警告した形だ。前日にもロシアは米国の「無謀な」決定に対応すると警告していた。

ウクライナ侵攻から1000日となったロシアはこれまで、西側が核保有国の許容限度を探る火遊びをしていると繰り返し警告してきた。

米大統領選の数週間前にロシアのプーチン大統領は核ドクトリンの変更を命じ、核保有国が支援するロシアへの通常攻撃をロシアへの共同攻撃と見なすことができるとした。

修正されたドクトリンの詳細はまだ公表されていない。

タスによると、ロシア大統領府のペスコフ報道官は、ロシアは米国と関係を正常化する用意があるが、「単独でタンゴを踊る」考えはないとの立場を示した。

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