米メタ、ワッツアップのデータ共有制限する印当局命令に異議

　１１月１９日、 米メタ・プラットフォームズはワッツアップ（WhatsApp）とその他アプリとの広告用データの共有を制限し、２５４０万ドルの罰金を科したインド競争委員会の命令に異議を申し立てる方針を示した。写真はメタなどのソーシャルメディアのロゴ。２０２１年１０月撮影（２０２４年　ロイター/Dado Ruvic）

［１９日　ロイター］ - 米メタ・プラットフォームズは１９日、ワッツアップ（WhatsApp）とその他アプリとの広告用データの共有を制限し、２５４０万ドルの罰金を科したインド競争委員会の命令に異議を申し立てる方針を示した。

ワッツアップの２０２１年のプライバシー規約では、メタと同社傘下部門でのデータ共有を認めていた。インド競争委は２１年３月、規約に関する調査を開始。今月１８日、「ワッツアップ上で収集されたユーザーデータをサービス提供以外の目的でメタ傘下の会社と共有することを、インドでワッツアップのサービス利用条件としてはならない」とし、５年間のデータ共有制限を命じた。

メタ社の広報担当者は１９日、２０２１年の規約更新は個人メッセージのプライバシーについて変更はしていないと説明。「この更新によってアカウントが削除されたり、ワッツアップ・サービスの機能が失われたりすることがないと保証している」と述べた。