ウクライナ、米製長距離ミサイルでロシア領攻撃 侵攻から1000日目
ロイター / 2024年11月20日 0時47分
ウクライナは19日、米国から供与された長距離地対地ミサイル「ATACMS」を使用し、ロシア西部ブリャンスク州の兵器庫を攻撃した。18日撮影(2024年 ロイター/Oleg Petrasiuk/Handout via REUTERS)
(文章中の表記を一部明確にして再送します。)
[キーウ 19日 ロイター] - ウクライナは19日、米国から供与された長距離地対地ミサイル「ATACMS」を使用し、ロシア西部ブリャンスク州の兵器庫を攻撃した。ウクライナの公式筋が確認した。19日はロシアのウクライナ侵攻開始から1000日目に当たり、新たな緊張が高まっている。
ロシアはこれに先立ち、ウクライナが初めて米国製のATACMSを使用したとし、ブリャンスク州の軍事施設に対し6発の攻撃があったと発表していた。ロシア軍は5発を撃墜し、 うち1発の破片が施設に落下したものの、死傷者は出ていないという。
ウクライナ側は、ロシア国内にある兵器庫を攻撃し、二次的な爆発を引き起こしたと発表した。
ウクライナが米国製兵器を使用してロシア領内を攻撃することをバイデン政権が許可したという報道を受け、ロシアは米国が紛争に直接関与することになると警告し、緊張が高まっている。
ウクライナのゼレンスキー大統領は議会での演説で、戦争の「決定的な瞬間」は来年訪れるだろうとし、「戦争のこの段階で、誰が勝利するかが決定されるだろう。われわれが敵に勝つのか、敵がウクライナ人やヨーロッパ人に勝つのか」と述べた。
19日夜にはろうそくを灯し、追悼式が行われる予定。
同日、ロシアのプーチン大統領は、核兵器使用に関するドクトリン(核抑止力の国家政策指針)の改定を承認した。核保有国の支援を受けたロシアへの通常兵器攻撃に対し、核兵器の使用を検討する可能性があると警告した。
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