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中国石油消費、27年にピーク到達 ガソリン需要減で=シノペック

ロイター / 2024年12月19日 16時36分

 12月19日、中国国有石油大手の中国石油化工集団(シノペック)は、液化天然ガス(LNG)自動車と電気自動車(EV)の普及を背景にディーゼル燃料とガソリンの需要が減退するとして、国内の石油消費量が2027年にピークに達するとの見通しを示した。北京で2020年撮影(2024年 ロイター/Thomas Peter)

[北京 19日 ロイター] - 中国国有石油大手の中国石油化工集団(シノペック)は19日、液化天然ガス(LNG)自動車と電気自動車(EV)の普及を背景にディーゼル燃料とガソリンの需要が減退するとして、国内の石油消費量が2027年にピークに達するとの見通しを示した。

27年のピークは8億トン(日量1600万バレル)以下になるとした。同社は昨年、26─30年に8億トン前後のピークを迎えるとしていた。今回はより明確な予測を示した形だ。

24年の7億5000万トンから増加することになる。同社の見通しによれば、今年の水準は昨年から約1000万トン減で、年間ベースではこの20年間で2度目のマイナスとなりそうだ。

シノペックはトランプ次期米政権が25年の注目点だと指摘。市場にとって最も大きな不確実性は、米国の制裁が変更される可能性がある中、これがイランの石油輸出(日量150万バレル)にどのような影響を与えるかだという。

中国はイランにとって最大の石油の買い手であり、そのほとんどは独立系製油所に供給されている。

また、石油消費のうち石油化学部門が占める割合は、24年の22%から、60年には55%に上昇する見込みという。

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