再送ソニーＧ、ＫＡＤＯＫＡＷＡの筆頭株主に コンテンツ強化

　１２月１９日、ソニーグループは、ＫＡＤＯＫＡＷＡ株を約１０％まで追加取得すると発表した。写真はソニーのロゴ。２０２２年９月撮影（２０２４年　ロイター/Dado Ruvic）

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By Shiho Tanaka

［東京　１９日　ロイター］ - ソニーグループは１９日、ＫＡＤＯＫＡＷＡに追加出資し、約１０％の株式を保有する筆頭株主になると発表した。ＫＡＤＯＫＡＷＡが持つ豊富なコンテンツを活用し、ゲームや映画事業などを強化する。

ＫＡＤＯＫＡＷＡが２０２５年１月７日に実施する第三者割当増資を１株４１４６円で引き受ける。総額は約５００億円。持ち株比率は９月末時点の２．０１％から９．６８％に、議決権比率は２．１０％から１０．１１％に上がる。現時点でＫＡＤＯＫＡＷＡ株を追加取得する予定はないとしている。

ＫＡＤＯＫＡＷＡは、ソニーＧとの関係を深めることで出版や書籍などコンテンツの伝達手段を広げる。コンテンツの制作でも協力する。

ＫＡＤＯＫＡＷＡは、発行済み株式の３．４２％に当たる約４８４万株を１月７日に消却することも発表した。