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台湾をアジアの金融ハブに、開放政策で企業・人材誘致へ=蔡総統

ロイター / 2020年8月19日 17時42分

 台湾の蔡英文総統は8月19日、経済をさらに開放し、金融商品を拡充し、アジアの金融・資産運用拠点をする方針を示した。写真は北部の基隆市の港湾、18日撮影(2020年 ロイター/Ann Wang)

[台北 19日 ロイター] - 台湾の蔡英文総統は19日、経済をさらに開放し、金融商品を拡充し、アジアの金融・資産運用拠点をする方針を示した。

台湾はすでに自由経済体制だが、貿易での中国依存を脱却し多様化しようとしている。

背景には、国家安全維持法施行後に香港が不安定化し、アジアの金融センターとしての地位をいつまで保てるかと疑問視されていることがある。中国は台湾を中国の一部とみなしている。

台湾がすぐに香港に代わってアジアの金融センターになることはなさそうだが、台湾当局はこの状況を機に香港から専門的な人材や資本を誘致したいと考えている。

蔡総統は、鴻海(ホンハイ)精密工業<2317.TW>など主要企業78社が加盟する経済団体「三三会」で、香港と名指しはしなかったものの、外国企業の台湾への関心が高まっていると指摘した。

「国際的に知られた企業、国際レベルの資本、人材、技術が台湾に対し一段と強気な見方をし、台湾に進出したり台湾への投資を増やしている」とした上で「政府は引き続きさらなる開放措置を実施し、多様な金融商品を開発し、運用ビジネスを拡充し、台湾をアジアのコーポレートファイナンスセンター、レベルの高い資産運用センターにする」と述べた。詳細には踏み込まなかった。

また、米国などとの二国間貿易協定の締結を推進するとともに、TPP11への参加を目指す方針を改めて示した。

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