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フィリピン中銀、金利を25bp引き上げ 18年以来の利上げ

ロイター / 2022年5月19日 17時17分

[マニラ 19日 ロイター] - フィリピン中央銀行は19日、政策金利の翌日物リバースレポ金利を25ベーシスポイント(bp)引き上げ2.25%とした。インフレ圧力に対処するため2018年以来となる利上げに踏み切った。

12─16日に実施したロイター調査では、エコノミスト17人中11人が25bpの利上げを予想していた。

中銀は、国内の経済活動と労働市場が第1・四半期に力強く反発ししたことで「新型コロナウイルス流行に起因する介入を引き続き縮小する余地が生じた」とも表明。追加の引き締めを示唆した。

翌日物預金金利と翌日物貸出金利も25bp引き上げ、それぞれ1.75%、2.75%とした。

ジョクノ中銀総裁は「根強いインフレ圧力は、迅速な金融政策でインフレ期待を安定させる必要性を示している」と発言。

中銀は22年の平均インフレ率予想を4.3%から4.6%に上方修正した。中銀の目標レンジは2─4%。23年の予想は3.9%。

総裁は、マニラ首都圏などでの予想を上回る最低賃金の調整など、インフレ進行につながり得る追加の要因にも言及した。

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