エストニア首相、ロシア逮捕状は「脅しの戦略」と切り捨て
ロイター / 2024年2月19日 13時53分
ドイツのミュンヘンで開かれた安全保障会議に出席したエストニアのカラス首相は18日、ロイターのインタビューに応じ、ロシア当局から指名手配を受けたことについて「私を脅すためのロシアの戦略で、まったく驚くに当たらないし怖くない」などと切り捨てた。写真はカラス首相。パリで23年10月撮影。(2024年 Christophe Ena/Pool via REUTERS//File Photo)
John Irish
[ミュンヘン(ドイツ) 18日 ロイター] - ドイツのミュンヘンで開かれた安全保障会議に出席したエストニアのカラス首相は18日、ロイターのインタビューに応じ、ロシア当局から指名手配を受けたことについて「私を脅すためのロシアの戦略で、まったく驚くに当たらないし怖くない」などと切り捨てた。
ロシアに隣接するエストニアは欧州連合(EU)と北大西洋条約機構(NATO)の加盟国。カラス首相はロシア軍のウクライナ侵攻を強く非難することで知られ、6月の欧州議会選挙後にEUの外交政策責任者に就くとの臆測が出ている。
同首相は、こうした臆測も逮捕状発行という脅しにつながったとの見解を示したものの、自身はEUでのポスト就任はまだ念頭にないと語った。
EUのウクライナ軍事支援を巡っては危機感を表明した。エストニア主導で加盟27カ国が3月までに砲弾100万発を供給することで合意したが、半分しか達成できないとの見方が出ているためで、「(EUの)保有量、生産、速度がいずれも不十分」と述べた。
砲弾問題では、チェコのパベル大統領が、EU域外から数十万発を早期調達できるめどを付けたが資金が必要と述べており、同首相はこうした域外調達案を支持。EUが特別債を発行して国防支出の拡大に資金を充当するという自らの政策案も挙げた。
ただ、ドイツやオランダ、北欧諸国などは従来、EU共同債発行に懐疑的なため、具体的な提案をまとめて説得する必要があると付け加えた。
この記事に関連するニュース
ランキング
-
1米副大統領候補のバンス氏、台湾へのパトリオット供与遅れを批判「ウクライナのせい」
産経ニュース / 2024年7月17日 14時38分
-
2トランプ氏は「神の手に守られた救世主」 暗殺未遂、個人崇拝に拍車
AFPBB News / 2024年7月17日 16時29分
-
3ウクライナ侵略開始後、動員や弾圧避けるためロシアから65万人流出か…露独立系メディア集計
読売新聞 / 2024年7月17日 18時23分
-
4韓国でLINEユーザーが急増した理由 日本への反発?
ニューズウィーク日本版 / 2024年7月17日 15時55分
-
5「将軍」最多25ノミネート=主演の真田広之さん候補―米エミー賞
時事通信 / 2024年7月18日 4時53分
記事ミッション中・・・
記事にリアクションする
![](/pc/img/mission/mission_close_icon.png)
記事ミッション中・・・
記事にリアクションする
![](/pc/img/mission/point-loading.png)
エラーが発生しました
ページを再読み込みして
ください
![](/pc/img/mission/mission_close_icon.png)