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個人株主満足度、自動車はトヨタ 銀行は三井住友が首位=JDパワー

ロイター / 2024年4月19日 14時6分

調査会社のJDパワージャパンが個人株主に保有銘柄の満足度を聞いたところ、自動車業界ではトヨタ自動車、銀行業界では三井住友フィナンシャルグループが首位だった。資料写真、東京証券取引所で2020年10月撮影(2024 ロイター/Issei Kato)

Nobuhiro Kubo

[東京 19日 ロイター] - 調査会社のJDパワージャパンが個人株主に保有銘柄の満足度を聞いたところ、自動車業界ではトヨタ自動車、銀行業界では三井住友フィナンシャルグループが首位だった。持ち合い株の解消が進み、その受け皿として重要性が高まる個人株主は、収益性や株主還元だけでなく株主の平等性など企業統治の取り組みも重視していることが浮き彫りになった。

調査は自動車、銀行、証券、保険の4業種を対象に3月上旬に実施し、19日に発表した。収益性や財務安定性、取締役会等の責務など7項目をもとに保有銘柄の満足度を聞き、6088人が回答した。

自動車業界はトヨタが首位。7項目すべてトップだった。2位はホンダ、3位はSUBARUで、4位の日産自動車と5位の三菱自動車は上位3社とポイントが開いた。

銀行業界で1位となった三井住友FGもすべての項目で首位だった。2位は三菱UFJフィナンシャルグループ、3位はりそなホールディングスだった。みずほフィナンシャルグループは規模でりそなに勝るものの、個人株主の満足度は4位だった。

証券業界はSBIホールディングスが1位、大和証券グループが2位だった。国内最大手の野村ホールディングスは、回答者数など調査の公表対象条件を満たした6社のうち個人株主の満足度が最下位だった。

JDパワーによると、質問として設定した7項目のうち総合満足度への影響度合いは企業統治に関連したものが4割を占めた。個人株主は配当や優待を重視するとの見方がこれまで一般的だったが、企業の不正などが問題視される中、JDパワーは「コーポレートガバナンス(企業統治)への関心は低くないことが確認できた」と分析している。

株式を購入した理由のうち、若い世代ほど「企業の評判がよい」を選択しており、20─30代では31%だった。

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