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TikTok、米国でサービス停止 トランプ氏90日間の猶予示唆

ロイター / 2025年1月19日 14時29分

 中国系動画投稿アプリ「TikTok」は18日夜、米国でサービスを停止した。写真はTikTokのロゴ。カリフォルニア州カルバーシティで撮影(2025年 ロイター/Fred Greaves)

David Shepardson

[ワシントン 18日 ロイター] - 中国系動画投稿アプリ「TikTok(ティックトック)」は18日夜、米国でサービスを停止した。TikTokのアプリはアップルとグーグルのアプリストアから姿を消した。

親会社の中国企業の字節跳動(バイトダンス)がTikTokの米事業を売却しなければ、1億7000万人のユーザーを抱える米国でのサービス停止を義務付ける新法が19日に発効する。

20日に就任するトランプ次期大統領は18日、就任後にTikTokの米国事業を売却する期限を90日間延期する意向を明らかにした。

NBCに対し「90日間の延長は適切であるため、実行される可能性が非常に高い。決定したらおそらく20日に発表するだろう」と語った。

米東部時間午後10時45分(日本時間19日午後12時45分)ごろ、TikTokのアプリを使おうとしたところ、「米国でTikTokを禁止する法律が制定されました。残念ながら現在TikTokを使用することはできません。幸いなことにトランプ氏が就任後、TikTokを復活させるための解決策をわれわれと一緒に考える意向を示しています。ご期待ください」というメッセージが表示された。

動画編集アプリ「Capcut」やライフスタイル情報アプリ「Lemon8」など、バイトダンスが所有する他のアプリも18日夜の時点でオフラインとなり、米国のアプリストアでは入手できなくなった。

米ホワイトハウスは18日、新法の運用はトランプ政権に判断を委ねる考えを改めて表明した。

ワシントンの中国大使館は17日、米国が不当な国家権力を行使してTikTokを弾圧していると非難した。大使館の報道官は「中国は自国の正当な権利と利益を断固として守るため、あらゆる必要な措置を講じる」と述べた。

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