三菱重工:全数検査に対応するコメ専用の放射能検査装置を開発

JCN Newswire / 2012年4月23日 15時44分

Tokyo, Apr 23, 2012 - (JCN Newswire) - 三菱重工メカトロシステムズ株式会社(MHI-MS、社長: 渡邊 望、本社: 兵庫県神戸市、三菱重工業が100%出資)は、コメ袋に含まれる放射性セシウムを高速で測定する高精度な放射能検査装置を開発した。30kgコメ袋を受入コンベアに乗せてスタートボタンを押すだけで、1分当たり約4袋分の測定が可能なコメ専用の検査装置で、この4月から施行された食品衛生法の新基準値にも対応する。販売開始は5月の予定。

今回の放射能検査装置は、放射線計測機器メーカーのセイコー・イージーアンドジー株式会社(本社: 東京都中央区、社長: 宇南山 仁)と共同で開発したもの。昨年来より農作物に含まれる放射性物質に社会的関心が高まる中、福島県は本年秋に収穫されるコメから全袋検査する方針を打ち出しているが、今回開発した装置はこの全数検査に対応する。

今回の装置は、検査室全体を遮蔽で覆い、外界からの放射線を遮断した状態で放射性セシウムを測定するのが特徴で、環境からの放射線の影響を排して高精度の測定が可能。それにより、測定下限値は5秒測定時15ベクレル/kg以下、15秒測定時10ベクレル/kg以下を実現して、新たに適用された食品衛生法の新基準値および「食品中の放射性セシウムスクリーニング法の一部改正」に対応した測定を行う。 なお、搬送装置は不合格品取り出しラインの追設などユーザーの要望により多様に変更可能。また、オプションとしてコメ袋の質量計追加などにも応じる。

装置の分析対象は放射性セシウム134と137。すでにコメ袋を使った測定試験を行い、所期の目標を達成して性能評価を完了。現在はフィールドテストを実施中で、早期の販売開始に繋げる方針。

今回の装置は一次スクリーニングを行う装置であり、そこで不合格となったコメ袋は精密測定が必要となる。その精密測定に必要なゲルマニウム(Ge)半導体検出器を使用した放射能測定装置に関しても、セイコー・イージーアンドジー(株)の協力を得てトータルで提案していく考え。

販売は、農業分野に広範なネットワークを持つ三菱農機株式会社を窓口とし、据付工事、アフターサービスも同社が対応する。

MHI-MSは、水処理・集じん装置、都市開発製品、料金収受機械、試験検査装置などの開発・設計・製作・据付からアフターサービスまでを手掛ける。この4月からは、文化・スポーツ・レジャー施設やバイオエタノール製造設備などをはじめとする三菱重工の広範なメカトロシステム製品事業の移管を受け、それぞれの営業・設計・製造・建設も担当している。

MHI-MSは今後も、製品の一層の競争力強化と事業の機動的展開を推し進め、多様な顧客のニーズに応えていく。

【コメ専用放射能検査装置の主な仕様】

寸法: L4,000×W1,700×H1,500mm

重量: 約4,500kg

測定下限値:
15Bq/kg以下(通常測定時)
10Bq/kg以下(精密測定時)

遮蔽: 6面遮蔽

処理能力: 約4袋/分

設置環境:
使用温度範囲 0~40℃
使用湿度範囲 90%以下(結露ないこと)
空間線量 設置室内で2μSv以下

本リリースの詳細は下記URLをご参照ください。
http://www.mhi.co.jp/news/story/1204235200.html

三菱重工業株式会社

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