どの新興テクノロジー企業が2013年をかたどるのか

JCN Newswire / 2013年1月21日 9時1分

先端技術企業の発掘を行うラックスリサーチは、重油採掘、淡水化技術、炭素繊維再利用、薬物送達、その他の先端技術分野において、2013年に躍進が期待される注目の10社を発表しました。

Tokyo, Jan 21, 2013 - (JCN Newswire) - 先端技術分野における新興企業の展望は常に変化しているため、昨年のトップ企業が明日の新興企業にその地位を奪われてしまうこともあります。新興テクノロジー分野の技術・市場動向調査を行うラックスリサーチでは、特に将来性の有望な先端技術開発企業を特定すべく、2012年の1年間だけでも15か国1,380社の企業プロファイリングを実施しました。これら調査対象企業の中から、ラックスリサーチは、「2013年特に注目すべき企業10社」を選びました。

ラックスリサーチでは各企業を一次調査と二次調査の情報に基づいて、技術の斬新さ、市場規模など、10の項目から厳しく分析します。最終的に各企業は「Lux Take」と呼ばれる方法で総合評価され、最低評価の「ストロング・コーション(strong caution)」から最高評価の「ストロング・ポジティブ(strong positive)」まで5つの評価段階が与えられます。「ウェイト&シー(wait and see)」という評価は、対象企業が多くの不安定要素に直面しているという判断であり、躍進が決定的でない場合に与えられます。2012年のトップ評価の企業は以下の通りです。

1. Beta Renewables (評価:ポジティブ/産業分野:新エネルギー、バイオ素材・バイオケミカル)
2013年はBeta社の商業用セルロース系エタノール工場(イタリア)に注目が集まることが予想されます。一方でBeta社は予定通りに予算の範囲で同工場の生産拡大を実現できるかも注目に値します。あるいは、セルロース系エタノール産業は失望の一途をたどるのでしょうか。

2. Materials Innovation Technologies (MIT) (評価:ポジティブ/産業分野:先進素材)
業界をリードする自動車産業OEM企業は、より軽量化された自動車の製造を目指し、炭素繊維のコスト軽減に大量の投資を実施しています。しかし、生産量を増やすには、廃車後の部品の経済的かつ効率的なリサイクルプロセスが重要になります。MIT社はこの分野のリーダーであり、すでに多数の開発パートナーを獲得しています。

3. N-Solv (評価:ポジティブ/産業分野:資源探査・生産)
水と酸素を従来よりも節約できる温溶媒利用の重油採掘方法技術を持つN-Solv社は、すでに巨大エネルギー企業Enbridge社によるサポートを受けており、またSuncor社との共同で試験運用施設を運営しています。2013年には更なる提携やライセンスパートナーとの協業が期待されます。

4. Imprint Energy (評価:ポジティブ/産業分野:プリンテッド、フレキシブル、有機エレクトロニクス)
Imprint Energy社は、競合の薄膜電池技術よりも低コスト・高パフォーマンスである充電式亜鉛電池の開発を着実に進めています。この技術のスマートカードへの応用も実現する可能性があります。

5. Phosphagenics (評価:ストロング・ポジティブ/産業分野:製剤・デリバリー)
Phosphagenics社は皮下投与技術のデリバリー・プラットフォームを開発しています。同社は急速に消費者ビジネスを拡大し、また馬用のサプリメント分野でも着実に進展しています。同社最初の医薬品は2013年に臨床試験に入る予定です。

6. Azzurro Semiconductors (評価:ポジティブ/産業分野:エネルギー・エレクトロニクス)
Azzurro Semiconductors社は、シリコン基板への窒化ガリウム(GaN)を初期に導入し、LEDとパワーエレクトロニクスの両分野において高効率化が可能な直径6インチのウエハーを工業規模で製造しています。またEpistar社、Osram Opto Semiconductors社との提携も成果を生み出しています。

7. Enbala Power Networks (評価:ウェイト&シー/産業分野:グリッド・ストレージ、エネルギー効率の高いビルシステム)
米国の法令(U.S. FERC Order 755)の周波数調整により、2013年にEnbala社の提供する電力網の最適化・需要管理システムの価値が高まることが予測されます。一般的な電力網システムよりも格段に低い価格設定にて関連サービス市場へ参入する可能性もあります。

8. Boulder Ionics (評価:ウェイト&シー/産業分野:電気自動車)
イオン液体は電池とスーパーキャパシタの性能を高めます。2013年はBoulder Ionics社の低コストのソリューションが市場の期待に応えていけるかどうか、重要な年になるでしょう。

9. Silevo (評価:ポジティブ/産業分野:太陽光発電コンポーネント、太陽光発電システム)
Silevo社は、電気メッキを施した銅接点と薄型アモルファスシリコン層を単結晶シリコンに利用することで、17.8%のモジュール効率を達成しています。Silevo社はより高効率の製品を競争力の高い価格設定で提供していく計画であり、生産規模拡大するにつれ、SunPower社などの大手と競合していくことが予想されます。

10. Desalitech (評価:ウェイト&シー/産業分野:水)
Desalitech社は、薄膜のフィード圧の低下、エネルギー回収機器の必要性排除、淡水の回収量増加など、逆浸透膜による淡水化技術の改良を実施しています。2013年に予定されている第2ラウンドの出資を確保することが同社の利益確保に重要な鍵となります。


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