三菱重工、今治造船とLNG運搬船の設計・販売で合弁会社を設立

JCN Newswire / 2013年3月25日 13時4分

大型商談への体制整え国際市場で勝ち残り目指す

Tokyo, Mar 25, 2013 - (JCN Newswire) - 三菱重工業は、4月1日に今治造船株式会社(愛媛県今治市)とLNG(液化天然ガス)運搬船の設計および販売を手掛ける合弁会社「株式会社MI LNGカンパニー」を設立します。世界的なLNG需要の高まりを背景に増加傾向にある新造LNG運搬船の大型商談に対応できる体制を、国内で先んじて整えることが狙いです。当社の技術開発力と今治造船のコスト競争力などを組み合わせ、両社の造船所を効率的に運用しながら、国際市場での勝ち残りを目指します。

MI LNGカンパニーの資本金は5,000万円で、出資比率は当社51%、今治造船49%。本社を東京都港区に置きます。受注したLNG運搬船について、同社が基本仕様などをまとめた後、当社の長崎造船所、または今治造船で建造する予定です。

LNG運搬船の建造能力は両造船所合わせて年間8隻以上を確保し、韓国などの大手造船会社と肩を並べて、LNG運搬船を大量に受注できるようにします。また船型に関しては、一般的な球形タンク方式のモス船や、メンブレン船に加え、モス方式を進化させ省エネ・運用性などを高めた当社独自の高付加価値戦略製品「さやえんどう※」型船まで幅広く建造できる強みを発揮します。

当社はLNG運搬船では、1970年代から開発・建造を手掛けてきたパイオニアで、これまで42隻の引き渡し実績を持っています。また、今治造船は現在、新造船竣工量および売上高で国内トップを誇り、LNG運搬船も手掛ける国内有数の造船専業メーカーです。

当社は昨年、5月に今治造船とコンテナ船に関する技術提携協定を締結し、7月には同社に甲板機械の製造・販売権を供与するライセンス契約も締結しました。また、10月には両社共同で、日本郵船株式会社向けに省エネ性能などに優れた次世代型自動車運搬船2隻を受注するなど、両社の協調関係は緊密化しており、今回の協業につながりました。

東日本大震災に伴う原子力発電所の停止を受け、発電用燃料としてのLNGに対する需要が国内はもとより世界的にも増大。また、米国のシェール革命により北米産LNGの世界市場におけるシェア増大が見込まれ、供給元の拡大で輸送距離も伸びる傾向にあります。こうしたLNG輸送量・距離の増大により、必要なLNG運搬船隻数も今後急激に増加。LNG運搬船の受注には、短期間に大量隻数を建造できる体制が不可欠となります。

当社および今治造船は、合弁会社を通じてLNG運搬船に対する需要を幅広く掘り起こし、激化する市場競争において優位確保に力を注いでいきます。

新会社の概要

商号: 株式会社MI LNGカンパニー
事業内容: LNG運搬船の設計および販売に関する業務
本社所在地: 東京都港区新橋4丁目5-1
代表者: 取締役社長 近江 治彦
資本金: 5,000万円
営業開始: 平成25年4月8日(予定)

本リリースの詳細は下記URLをご参照ください。
http://www.mhi.co.jp/news/story/1303255333.html

※球形タンク(まめ)を船体と一体化した連続カバー(さや)で覆うことにより、船全体の構造を効率化し、軽量コンパクト化を実現した船型。2011年に開発を完了して、すでに5隻を受注。1番船を建造中。

三菱重工業株式会社

詳細は www.mhi.co.jp をご覧ください。



Source: 三菱重工業株式会社Copyright 2013 JCN Newswire. All rights reserved.

jcn

トピックスRSS

ランキング