住友精密と構造計画研究所、秋田県大潟村で広大な水田の水位監視サービスの実証実験を実施

JCN Newswire / 2014年6月17日 11時1分

日々の水田見回り時にかかる労力の大幅軽減を見込む

Amagasaki, Hyogo, June 17, 2014 - (JCN Newswire) - 住友精密工業株式会社(本社:兵庫県尼崎市、社長:三木伸一、以下、住友精密)は、株式会社 構造計画研究所(本社:東京都中野区、代表取締役社長 CEO:服部正太、以下、構造計画研究所)と共同で、秋田県大潟村の一部で水田水位監視サービスの実証実験を6月中旬より行います。

実証実験では、住友精密が開発中の 920MHz 帯屋外無線ノードおよび構造計画研究所が現在開発している農業モニタリングサービス「MS4A(エムエスフォーエー)」を利用したセンサネットワー クサービスを用います。本実証実験を通じて、本サービスの実フィールドにおける有効性を検証し、商用サービス化を目指します。

■ 背景と目的

秋田県南秋田郡大潟村は1977年に発足した村で、「日本農業のモデルとなるような生産および所得水準の高い農業経営を確立し、豊かで住みよい近代的な農村社会をつくる」というスローガンのもと、琵琶湖に次ぐ日本第2の広さを誇る湖、八郎潟を干拓して作られました。

大潟村の農家は、一戸当たりの耕地面積が全国平均の約10倍に相当する17.4 haと広大な農業地を保有しており、農業地への移動と日々の見回りだけでも多大な時間を費やします。また、一戸当たりの農業スケールが大規模であるため、農作業のスケジュールが過密化することもあり、農作業の効率化・省力化が求められています。

住友精密と構造計画研究所は、ICTの技術を活用した施策の一つとして、住友精密の920MHz 屋外無線ノードと、構造計画研究所の農業向けモニタリングサービス「MS4A」を組み合わせ、自宅や近所に居ながらにして水位を常時監視するセンサネットワークサービスを共同で構築しました。この度、地元の農業法人である有限会社田中ファームと株式会社合田農場の協力の下、水位監視サービスの有効性を評価する実証実験を6月中旬より実施いたします。

■ 水位監視サービスの概要

本サービスの構成イメージは図1の通りです。

図1.水位監視サービス ネットワークイメージ
http://image.japancorp.net/japan/topimg/Low_image140617.jpg

今回のフィールド検証では、観測点となる圃場(水田)1および2と、各圃場から6km以上の遠く離れた場所に位置する住居間での情報通信が必要です。各圃場の水位データは、中継器を介しゲートウェイがある倉庫に収集され、インターネット経由でクラウド上の MS4A サーバに送られます。また、各圃場では、電源が確保できないため、屋外無線ノードに付属した太陽電池によりセンシングや無線通信に必要な電力を確保しています。

利用者は、スマートフォンやタブレット端末の専用アプリ、PCのブラウザを用いてMS4A サーバにアクセスすることで、いつでもどこでも圃場(水田)の水位等を確認できます。また、本システムはあらかじめ設定している監視条件が成立した時に(例えば、水位が5cm以下となった場合等)メールで通知をする機能を搭載しており、通常、農耕従事者が毎日頻繁に監視している水田見回りの労力や時間負荷を大きく軽減することを見込んでいます。

■ 920MHz 帯屋外無線ノードについて

屋外などの環境でセンサ情報を収集する際、電源の取得が困難な場所が多く、防水性を求められます。このようなニーズに対応するため、住友精密は、2012年より無線によるビニールハウス内の環境モニタリングや重油量・機器の異常監視の実証試験を行って参りました。

2012年7月に新たに解放された920MHz無線周波数帯を採用することで、電波の回折性に優れ、障害物の影響を大幅に軽減します。また、実稼働5万台以上の経験から、高い通信の安定性を実現しています。

屋外無線ノード

詳細は製品公式サイトをご覧ください。 http://www.xbow.jp/01products/ecowizard.html

■ 農業モニタリングサービス「MS4A」について

「MS4A」は、農業分野に特化したクラウドベースのモニタリングサービスです。圃場や植物工場、ビニールハウスを始めとした様々な農業フィールドでのモニタリングを行うことができます。2013年3月から、屋内型植物工場での環境モニタリング、トマト農園や花卉のハウス栽培での温度管理等の評価検証を実フィールドで実施してきました。現在、一ヶ月間の無償モニタ提供を実施しており、商用サービス化を目指して改良を行っていく予定です。

<特徴>

● スマートフォンやタブレットのアプリ、PCブラウザなどから、いつでもどこでも利用できます。
● フィールドニーズに合わせて様々なセンサやカメラなどを柔軟に組み合わせることができます。
● 農業日誌の機能を使って、作業記録を残すことができます。環境データと比較して作業実績を確認でき、栽培ノウハウとして活用できます
● 温度や湿度等のセンサ値を組み合わせて監視条件を設定しておくことで、異常時にメールで通知します。
● アプリを使って圃場の機材(例:ハウスの窓の開閉やボイラーの温度制御等)を遠隔で制御することができます。

詳細はMS4A公式サイトをご覧ください。 http://www.kke.co.jp/ms4a/

■ 住友精密工業株式会社について

商号: 住友精密工業株式会社
代表者: 代表取締役社長 三木 伸一
本店所在地: 兵庫県尼崎市扶桑町1番10号
設立年月日: 1961(昭和36)年1月
資本金: 103億1,100万円
URL: http://www.spp.co.jp/
事業内容: 航空宇宙油機、熱・エネルギー、環境保護、マイクロ・ナノなどの多様な事業部門において、特徴ある独自技術を横串に展開し、グローバル・ニッチ・トップを目指しています。

■ 株式会社構造計画研究所について

商号: 株式会社 構造計画研究所
代表者: 代表取締役社長 CEO 服部 正太
本店所在地: 東京都中野区本町4丁目38番13号 日本ホルスタイン会館内
設立年月日: 1959年5月6日
資本金: 1,010百万円
URL: http://www.kke.co.jp
事業内容: 「大学、研究機関と実業界をブリッジする総合エンジニアリング企業」を企業理念として、1956年に建物の構造設計業務からスタートしました。知の循環から生まれる「工学知」を用いて社会の問題を解決し、「次世代の社会構築(デザイン)」の促進に貢献します。

■ 本件に関するお問い合わせ先
住友精密工業株式会社
センサネットワーク事業室
Tel: 06-6489-5922
Fax: 06-6489-5902

記載されている会社名、製品名は、各社の商標または登録商標です。

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