川底から「筑後軌道」の遺構、鉄道ファン集まる

読売新聞 / 2017年10月13日 14時3分

夜明ダム上流の筑後川に姿を現した「筑後軌道」の遺構。川左岸の森林の真下に、高さ約5メートルの軌道敷の石積みが約1キロにわたって続く。手前は舟が通ったとされる水路(小型無人機から)

 夜明ダム(大分県日田市)上流の筑後川で、大正・昭和初期に日田市と福岡県久留米市を結んだ軽便鉄道「筑後軌道」の遺構が姿を現した。

 7月の九州北部豪雨の影響で、ダムの水門が開放され、水位が下がったためだ。今月下旬頃には水位が戻る予定で、鉄道ファンらが珍しい光景を求めて集まっている。

 地元の市民団体「筑後軌道調査会」によると、筑後軌道は1916年(大正5年)に日田―久留米間約45キロが全線開通した。蒸気機関車が約3時間半で結んでいたが、国鉄久大線の延伸に伴い、昭和初期に廃線となった。54年にダムが完成し、遺構の一部は水没した。

 露出した遺構は、高さ約5メートルの軌道敷の石積みで、川の左岸に約1キロにわたって確認できる。ダムを管理する九州電力によると、7月5日の豪雨で管理所が損壊。修復工事のため水門を開放し、上流の水位が約10メートル下がったという。

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