「15・1M」津波の高さ伝える看板、撤去へ

読売新聞 / 2018年1月13日 17時27分

国道のかさ上げ工事の影響で撤去されることになった、津波到達点を記したガソリンスタンドの看板(12日午後、岩手県陸前高田市で)=関口寛人撮影

 東日本大震災の津波の高さを伝えてきた岩手県陸前高田市のガソリンスタンドの看板が、国道のかさ上げ工事でスタンドが移転するのに伴い、夏までに撤去されることになった。

 海岸から約550メートルにあるスタンド「オカモトセルフ陸前高田」は津波で事務所などを流されたが、翌2012年に同じ場所で再開。へこみや穴がそのまま残る看板には「津波水位15・1M」と記載し、到達点を示す矢印もつけた。近くの「奇跡の一本松」や震災遺構「旧道の駅高田松原」などと共に津波の脅威を伝えてきた。同店によると、移設も検討されたが、屋外広告を規制する県条例に抵触する可能性があり、難しいという。従業員は「一目で津波の高さを実感できた。残念だが、一企業の看板なので仕方ない」と話した。

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