95歳でボウリングスコア156! 50歳で子宮がん乗り越え「100歳」現役目標女性
スポーツ報知 / 2018年4月17日 11時2分
県内女性最年長95歳のボウリング選手、片井清子さん=静活プラザボウル=が、今でも週1回、静岡市内で行われるエリートクラブの月例会に参加して競技を楽しんでいる。大正生まれで、ボウリング歴は50年以上のまさに“スーパーボウラー”。「100歳まで投げたい」と、元気いっぱいだ。
県内のボウリング年長番付で女性の横綱に君臨している。95歳の片井さんが背筋を伸ばして、ジッとピンを見つめる。今でも週1回、所属しているボウリング場での月例会に参加。3ゲーム楽しみ、156を出した。「ストレス解消が一番」。ストライクを奪うと、満面の笑みで仲間とハイタッチして喜びを分かち合う。
大正12年生まれ。青春時代は戦中だった。「そんなに、苦労はなかったよ」と振り返るが、娯楽は少ない時代だった。戦後すぐに結婚。3人の子宝に恵まれた。42歳の時「息子に連れてってもらったのがきっかけ」だった。当時はボウリングブーム。「1日10ゲームをこなした」こともあった。
50歳の時に、子宮ガンを患った。げっそりやせてしまったが、そんな片井さんに元気を与えてくれたのがボウリング仲間だった。しばらくして営んでいた理髪店を閉じた。自らプレーするだけでなく、静岡代表で国体優勝経験があり、プロにも転向した孫の片井文乃さんの試合に全国を付いて回った。「孫たちを最初にボウリング場に連れてったのは私。楽しんだし、楽しませてもらった」。まさに、元気の源だった。
ボウリング歴53年。以前は14ポンドのボールを使っていたが、今はひ孫の“お下がり”の8ポンドを使用している。「目標は100歳までやること。アプローチを歩けなくなると出来ないので、歩くように心がけている」。まだまだ“現役生活”は続く。(塩沢 武士)
◆片井 清子(かたい・きよこ)1923年1月21日、静岡市生まれ。95歳。42歳の時に、「息子に連れられて」ボウリングを始める。ベストは「たぶん、280ぐらい。もう忘れた」。150センチ。現在は長男夫婦、孫夫婦、2人のひ孫と7人で暮らしている。
◆1923(大正12)年生まれの有名人 三国連太郎(俳優)、池波正太郎(作家)、西村晃(俳優)、大山康晴(将棋棋士)、三波春夫(歌手)、司馬遼太郎(作家)、蔦文也(池田高野球部元監督)、岸朝子(料理評論家)、忠犬ハチ公(銅像)
※敬称略、すべて故人。
◆1923(大正12)年の主な出来事
▽3月 日本初の国際婦人デーが開催。
▽6月 第1回のル・マン24時間レース開催。
▽9月1日 関東大震災が発生し、甚大な被害を受けた。
▽10月 トルコ共和国が成立。
▽12月 ネパールがイギリスから独立。同27日には、皇太子(後の昭和天皇)が虎の門外において狙撃を受けた、いわゆる虎ノ門事件が起きた。
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