独占入手!タックル謝罪文 日大・内田監督、自身の指示には触れず「選手が違反行為」

スポーツ報知 / 2018年5月17日 5時0分

日大アメフト部の内田監督が、連盟に指導自粛などを申し入れた文書

 日大アメリカンフットボール部選手による悪質タックル問題で、同部の内田正人監督(62)が関東学生アメリカンフットボール連盟に指導自粛などを申し入れた文書を、スポーツ報知が独占入手した。

 反則行為について「選手、大学生としてあるまじき違反行為」としながら自身の指示については触れず、選手の反則行為について謝罪した。連盟関係者は「選手個人に責任を転嫁する内容だった」などと批判。危険なプレーをした日大の選手が「『(反則を)やるなら(試合に)出してやる』と監督から言われた」と周囲に話していたことも分かった。

 内田監督からの自粛申し入れ文書は10日付で連盟宛てに提出された。「本学選手による試合中の重大な反則行為に対する措置について」で始まり、春のオープン戦でのベンチ入りや8月末までの現場指導の自粛を申し入れる内容だった。

 内田監督は、文書の中で日大守備選手による一連の反則について「スポーツ選手として、大学生としてもあるまじき違反行為を度重なり行った」などと釈明。「大きな混乱を招いた」と謝罪し、今後については「学生と真摯(しんし)に向き合い指導を徹底する」などと記している。

 ただ、反則行為が選手個人によるものとの趣旨で書かれていることから、ある幹部は「選手に責任を押しつけている。監督としての責任を逃れようとしているのではないか」と批判する。内田監督は10日に連盟から厳重注意処分を受けているが、連盟は規律委員会を設置して来月上旬にも最終的な処分を下すとしている。

 悪質なタックルは6日に都内で行われた日大と関学大の定期戦で発生。日大守備選手が無防備な状態の相手クオーターバック(QB)の背後からタックルし、腰椎損傷のけがを負わせた。守備選手はその後も反則行為を繰り返し退場した。

 日大側は「アクシデントだった」として監督の関与を否定しているが、複数の関係者によると、内田監督は「最初のプレーで相手QBにけがをさせる。周りから何か言われたら『監督の指示』と言っていい」という趣旨の指示を行った。ほかに「壊せ」との言葉も使い、日大選手は練習や試合前から「試合に出られないのは気合が足りないから」「やる気がない」などと叱責を受けていたという。大学アメフト関係者は「選手は指導者から叱責を受け、追い込まれていた可能性が高い。指導者の責任が一番大きいのではないか」と批判している。

 関学大は17日に会見を開いて詳細や今後の対応を明らかにするが、事態がすぐに収束する可能性は低い。前代未聞の反則は、周囲に大きな影響を及ぼしている。

hochi

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