「平成最後」の大臣辞任? 桜田五輪相、令和までもたなかった

J-CASTニュース / 2019年4月11日 10時50分

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「自分でパソコンを打つことはありません」発言も話題になった(写真は、2018年秋の衆院インターネット中継より)

数々の失言を重ねてきた桜田義孝・五輪相が、「復興以上に大事なのは(自民議員の名前を挙げ)さんだ」発言の責任を取り、安倍晋三首相に辞表を提出し、受理された。事実上の更迭となった。

「平成」も残すところ約3週間となるなか、第2次安倍内閣発足後、8人目の閣僚辞任となった(内閣改造を除く)。「平成最後」の閣僚辞任となるのか。

よりにもよって「いしまき」騒動の直後

桜田氏は2019年4月10日夜、東京都内で開かれた高橋比奈子・自民党衆院議員(比例東北、元岩手県議)のパーティーであいさつし、

「東京五輪は来年です。世界中の人が日本に来て岩手県にも行くと思います。おもてなしの心を持って復興に協力していただければありがたい。そして、復興以上に大事なのは高橋さんです。よろしくどうぞお願いします」

と述べた。該当発言の音声は、9日夜のNHK「NEWS WATCH9」などが伝えた。

桜田氏は記者団に対し、いったんは発言を否定したが、急速に高まる批判をうけ、辞表提出、受理までが一気に進んだ。約2時間で幕引きを図ったスピード決着だった。

桜田氏といえば、失言を繰り返してきたことで世間を賑わせてきた。直近では、参院内閣委で被災地の宮城県石巻市(いしのまきし)を「いしまきし」と3回言い間違えた(4月9日)。18年10月の内閣改造で初入閣した直後の11月には、東京五輪(オリ・パラ)の政府直接支出額を参院予算委員会で次々間違えたり、蓮舫(れんほう)・参院議員の名前を「れんぽう」と、これも何度も誤読したりした。やはり11月の国会で、サイバーセキュリティー担当でもあるのに「自分でパソコンを打つことはありません」と答弁した時には、「最高のセキュリティー」などと揶揄された。

「マスコミによる切り取り」批判の余地なく「完全にアウト」

一方、競泳の池江璃花子選手の白血病公表について、「本当にがっかりしている」と発言した(19年2月)ことが批判を受けた際には、その前段の発言では池江選手を心配する発言もしていたことを受け、「マスコミによる発言切り取り」の方が問題だ、と指摘する一種の擁護論が出たこともある。

ただ、今回の発言は、前後を聞いても、あるいは前後の表現は関係なく、「完全にアウト」(ツイッターより)と受け止めた人が多かったようだ。

度々の失言で、「いつまでもつのか」と懸念されていた桜田氏には、「令和最初」の閣僚辞任となる可能性も十分にあったが、結局は「平成最後の~」となる公算が高まった。ツイッターにも「平成最後の辞任が桜田」とのつぶやきが出ていた。

5月1日の「令和」への改元を控え、あと約3週間。これが「平成最後」の閣僚辞任となるのか、まだ辞任する閣僚が出てくるのか。衆院補選を直前に控え、夏には参院選も迫るなか、安倍政権は打撃を最小限に抑えるよう引き締めを図っている。

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